近年、野球選手の奥様の里田まいさん、マラソン選手の奥様の大迫あゆみさんなど有名アスリートの奥様達や、芸能人の榮倉奈々さんなどが取得していることでよく耳にするようになった“アスリートフードマイスター”。
最近よく聞くけど、アスリートフードマイスターって具体的になにができるの？自分も取得できるかな？など気になっている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、
・アスリートフードマイスターとは
・アスリートフードマイスターができること
・アスリートフードマイスター取得に向けて
について取り上げていきます。
アスリートフードマイスターとは
アスリートのパフォーマンスを最大化するために、年齢別・競技別・タイミング別に、最適な食プログラムを提供する人材です。
（引用:一般社団法人アスリートフード協会）
アスリートをサポートするための食知識を得られる民間の資格です。
3級から1級まであり、1級や2級を取得したい場合でも3級から順番に受けていく必要があります。
3級と2級は通信制と通学制の選択ができますが、1級は通学制のみとなっています。
アスリートフードマイスターができること
・「いつ」「なにを」「どのように」食べたらよいのかを、競技や競技者の体格に合わせて、わかりやすく提案できる。
・アスリートが力を発揮する、選手生活を持続するための食事のサポートができる
・成長期のジュニアアスリートに必要な食事計画を立てることもできる
競技者本人が取得すると、一人で遠征に行く際や合宿の際にも自分で食事管理ができるようになりますね。
アスリートフードマイスター取得に向けて
上記でもお話ししたように、アスリートフードマイスターは3級から順に合格していく必要があります。
3級、2級は通信制と通学制の選択ができ、通信制の場合はテキストとDVDが送られてきます。
通信制の場合も、試験は試験会場にて行われます。
受講料には全て試験費用も含まれています。
それでは、各級を詳しく見ていきましょう。
アスリートフードマイスター3級
・アスリートフード学
・フード・チョイス
・フード・プランニング
・アスリートレシピ
各1.5時間の4コマという構成になっています。
3級は主に食事の基礎知識を学ぶ内容となっており、自分や家族のサポートに役立つという感じです。
元々、栄養に興味がある人にとってはすでに知っている知識が多いかもしれません。
受講料：73,700円（税込）
アスリートフードマイスター2級
・スポーツ栄養①
・スポーツ栄養②
・トレーニングと食事
・アスリートフード・リスクマネジメント
・身体の機能
・アスリートフード・コミュニケーション
・アセスメント実践①
・アセスメント実践②
各1,5時間の8コマという構成になっています
2級は3級よりもかなり各知識を深く学びます。3級では軽くしか触れていなかったようなところも掘り下げて学ぶのでアスリートのサポートをするための専門知識に近づく感じです。
受講料：121,000円（税込）
アスリートフードマイスター1級
・コーチング①、②、③
・アスリートフードマイスターのドメイン
・予防と治療のケース・スタディー メンタル編
・予防と治療のケース・スタディー 内科編
・予防と治療のケース・スタディー 外科編
・情報の取捨選択（EBN)
・アスリートの栄養管理①、②
・フード・プランニング実践①、②、③、④、⑤
各1.5時間の15コマという構成になっています。
1級はまだ受講していませんが、内容を見る限り、医療や指導者とも連帯してサポートできるほどの知識を身につけられると思います。
受講料：242,000円（税込）
アスリートフードマイスターの合格率
・3級：85％
・2級：35％
・1級：非公開
アスリートフードマイスターの試験内容
・アスリートフードマイスター3級の試験内容
マークシート方式の試験で、試験時間は90分です。
テキストをしっかり勉強していたら解答できるような内容です。
・アスリートフードマイスター2級の試験内容
一次試験と二次試験に分かれており、一次試験は筆記、二次試験は面接となっています。
2級は、3級の時のようにテキストの内容を理解しているだけでは、解答するのが少し難しいかもしれません。テキストの内容を理解したうえで、自分の言葉で説明ができるようになっている必要があります。
最後に
アスリートフードマイスターは、アスリートやスポーツをしている子供をサポートすることができる民間の資格です。
各級、知識量が全然違うので、どの程度アスリートをサポートしたいかによってどこまで取得するかを考える必要があります。
2級、1級となってくると内容は難しくなってはきますが、一般の方でもしっかり勉強すれば取得できる内容・試験となっています。
興味がわいた方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
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