オーストラリアでは、ベジタリアンやビーガン向けの食品、オーガニック食品など、さまざまな食の選択肢があります。
今回は、私がオーストラリアで参加した学生向けの栄養セミナーについてご紹介します。
セミナーのテーマは、試験勉強を乗り切るための「食事と脳」。
栄養士や心理学者の方から、食事や睡眠、勉強中の生活習慣についてのお話を聞くことができました。
また、忙しい学生でも作りやすいレシピや、食事のバランスについての資料もいただきました。
今回は、その中でも特に印象に残った内容をご紹介します。
オーストラリアの食事情
オーストラリアのスーパーでは、オーガニック食品のコーナーや、ベジタリアン・ビーガン向けの食品をまとめたコーナーなどがあります。
乳製品を使用していない食品なども、比較的手軽に購入できます。
先日、いつもとは違う場所のスーパーに行ったところ、ベジタリアン・ビーガン向けの代替肉などが並ぶコーナーが普段利用しているスーパーよりも充実していて驚きました。
州や地域によって、品揃えには多少違いがあるかもしれません。
私は以前、2018年からコロナ前までオーストラリアに滞在していました。そのころと比べても、ベジタリアン・ビーガン向けの食品は増えたように感じます。
もしかすると、以前はそこまで気にしてみていなかっただけかもしれませんが…。
外食をしていても、ベジタリアン、ビーガン、グルテンフリーなどさまざまな選択肢が用意されています。
食事の選択肢が豊富なことも、オーストラリアの食文化の特徴のひとつだと感じています。
学生向け栄養セミナーに参加
食の選択肢が豊富なオーストラリア。
オーストラリアに戻ったら、栄養セミナーや勉強会に参加してみたいと思っていました。
今回参加したのは、市の図書館で開催された学生向けの栄養セミナーです。
参加費は無料で、終了後には栄養に関する資料やレシピなどを自由に持ち帰ることができました。
オーストラリアの学生はもうすぐ試験期間。
今回のセミナーは、“試験勉強を乗り切るための「食事と脳」”をテーマにしたものでした。
心理学者の講師からは睡眠について、栄養士の方からは食事や栄養についてのお話がありました。
また、若者の生活やメンタルヘルスなどをサポートしているheadspaceのスタッフも参加していました。
セミナーの案内にも、栄養士と心理学者が「food and brain hacks」をテーマに、試験勉強に役立つ食事や脳について話すイベントであることが記載されています。
睡眠と学習について
セミナーでは、睡眠と学習についてのお話もありました。
睡眠時間と成績や集中力には関連があるという内容で、7~8時間の睡眠をとっている人と、7時間未満の人とでは成績や、集中力に差がみられるというお話でした。
試験前は勉強時間を増やしたくなりますが、しっかり睡眠をとることも大切ですね。
今回は栄養についての記事なので、睡眠についてはここまでにして、次はセミナーで聞いた食事・栄養についてのお話をご紹介します。
食事、栄養について
栄養士の講師の方からは、試験前の忙しい時期でも実践しやすい食事について、さまざまなお話がありました。
各食品の1日の摂取目安量のほか、スーパーで手軽に購入できる食品や、お買い物の仕方、簡単なレシピなども紹介されました。
セミナーで紹介された内容の中には、次のようなものがありました。
・毎日5皿分の野菜を食べる
・毎日2つの果物を食べる
・野菜や果物は、種類が偏らないよう、さまざまな色のものを選ぶ
・炭水化物やたんぱく質もしっかりとる
オーストラリアでのセミナーでしたが、こうした基本的な考え方は、日本で学ぶ栄養の基礎と大きく違うわけではないんだな、と感じました。
一方で、オーストラリアならではの食品の選び方や、忙しい学生向けの食事の工夫もあり、とても興味深かったです。
スーパーでの買い物のコツ
買い物前に果物を食べる?
講師の方から、こんなアドバイスがありました。
「スーパーに買い物に行く前に、1つ果物を食べましょう」
その理由として、リンゴを1個食べてから買い物に行った人は、果物や野菜をより多く購入したという研究結果が紹介されました。
確かに、お腹が空いている状態でスーパーに行くと、スイーツや菓子パンなど、ついつい食べたいものを選んでしまうことがありますよね。
買い物前に果物を食べておくことで、空腹の状態で買い物をするのを避ける、という考え方です。
スーパーの外周を歩いてみる
もうひとつ紹介されたのが、
「スーパーの外周を中心に買い物をして、中央の通路にはなるべく行かない」
という方法です。
スーパーでは、店舗によって違いはありますが、外周に野菜や果物、肉、魚、乳製品などが並び、中央の通路にはスナック菓子やチョコレート、加工食品などが並んでいることがあります。
そのため、外周を中心に買い物をすることで、野菜や果物、肉、魚などの食品を選びやすくなるという考え方です。
もちろん、中央の通路にある食品がすべて身体に悪いというわけではありません。
ラベルのない食品を選ぶ
セミナーでは、健康的な食品はラベルがついていないことが多いというお話もありました。
野菜や果物、肉、魚などは、加工食品やお菓子のように、原材料や栄養成分などが書かれたパッケージがないものも多いですよね。
もちろん。パックされた野菜や肉、魚などもありますが、オーストラリアのスーパーでは、肉や魚介類、チーズなどが包装された状態だけでなく、量り売りのような形で販売されていることもあります。
今回講師をしてくださった栄養士の方は、実際に一緒にスーパーへ行き、買い物をしながら食品の選び方をアドバイスすることもあるそうです。
スーパーで購入できる時短+栄養食品
時間をかけずに、しっかりと栄養がとれる食品や、間食におすすめの食品の紹介がありました。
試験前など、勉強で忙しい時期は、毎食時間をかけて料理をするのが難しいこともあります。
そんな時でも、スーパーで購入できる食品を上手に組み合わせることで、手軽に食事をとることができます。
また、セミナーでは、忙しい学生でも作りやすいレシピも紹介されていました。
レンジで温めるだけで食べられる食品や、オーブンで焼くだけで食べられる食品なども販売されています。
ケールをメインにしたサラダなども販売されています。
ビーガン向けのレシピも
今回のセミナーで、私がオーストラリアならではだと感じたのが、ビーガン向けのレシピも紹介されていたことです。
配布されたレシピには、豆や野菜などを使った「Vegan Chilli Con Carne」や、きのことレンズ豆を使った「No Waste Mushroom and Lentil Pasta」などがありました。
日本でも、ベジタリアンやビーガン向けの食品やレシピが増えてきていますが、私が参加した学生向けの栄養セミナーで、こうしたレシピが自然に紹介されていたことが印象に残りました。
オーストラリアでは、さまざまな食生活に合わせた食品やレシピが、身近な選択肢として用意されているのだなと感じました。
他には、鶏肉を使った炒め麺や、オーツを使った朝食や間食など、さまざまなレシピがありました。
忙しい学生でも作りやすいよう、簡単に作れる料理や、作り置き・残り物を活用できるレシピが紹介されました。
いただいたレシピを実際に作ったらまたこのブログで写真付きで紹介したいと思います。
栄養セミナーに参加してみて
今回のセミナーでは、特別なことをするというよりも、毎日の食事や買い物の中で実践できることをたくさん学びました。
睡眠をしっかりとること、野菜や果物を取り入れること、炭水化物やたんぱく質もバランスよく食べることなど、基本的な部分は日本で学ぶ栄養の考え方とも共通していました。
一方で、ビーガン向けのレシピが学生向けの栄養セミナーで紹介されていたり、スーパーでの食品の選び方まで具体的に取り上げられていたりと、オーストラリアの食環境を感じられる部分もありました。
普段何気なく利用しているスーパーや食事について、改めて考えるきっかけになったので、参加してよかったと思います。

コメント